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MVアグスタ750S(改)の整備
新しいオーナーが決まり、車検取得の為、三十年間眠っていたMV750Sを再生修理
もともとこの車両は750GT、1970年代後半に老舗ディーラーの東京笹塚の村山モータースから自社で仕入れて友人に売却した車両でしたが、当時750GTを友人が昔から憧れていた750S に自社で改装。
パーツは新品を購入し組み付け、車体周りはエンジンを下ろして全バラにし塗装ステップやギヤペダル等も750Sに変身させました。
所有者の友人は完成した750Sにナンバー取得しないまま眺めたり磨いたり宝石のような扱いで所有していました。
1980年代には別の友人に譲渡し、それから約30年の間の走行距離は僅かに1000kmほど、ほとんどが車庫に眠っていました。
今回は所有者の友人が、諸事情により売却したいとの事で整備の依頼が来たのです。
約6ヶ月間の時間をかけて完全に甦ったMV Agusta 750S(改)
このバイクは現在、国内では殆ど見かけなくなった非常に希少価値の高いバイクです。(750S国内正規輸入台数 約18台、750GTは6台)
そして2017年10月、今回のこの750S(改)は新しいオーナーの元に旅立ちました。