1. ステップ1.燃料タンクをチェック

先日、奈良県まで84年型ハチロクを引き取りに行き、その車のエンジン始動にチャレンジしました。

20年間眠っていたAE86レビン前期型、レストアの第一段階として、まずはガソリンタンクのチェック。

大抵の放置車両はガソリンが蒸発してタンク内はさび錆状態のはず。

タンクの取り外しで中身をチェック。

 

AE86をリフトアップ

AE86をリフトアップでガソリンタンク外し

トランク内にある燃料ポンプ配線カプラ2ヶと、デフ後方のタンク前方にある燃料パイプ3本を外す。

右後部燃料キャップ側固定用カバーを外す。2本の固定バンドの10ミリボルト、頭は14ミリをはずしてタンクを下ろしますが、リフトアップでは割りに簡単に外せます。

AE86のガソリンタンク

外観は程度の良いAE86のガソリンタンク

タンクそのものはさびも少ないのですが、中身は想像通り20年間放置の罰か錆の大群

以前に、いすゞべレット1800GTでタンクを切開して、再度溶接で仕上げた経験はあるので、「部品が無ければ切開してサンドブラスト」と考えましたが、中古品も手に入りそうなのでなるべく完璧にしたい。

さあこれからどうするか検討中。

20年間放置AE86のガソリンタンク

20年間放置ハチロクのガソリンタンク

燃料ポンプも錆で固着していて作動せず!

ブラケットも錆びだらけ。

作動しない燃料ポンプ、燃料ゲージは修復で何とか復活

作動しない燃料ポンプ、燃料ゲージは修復で何とか復活

ステップ2.中古燃料タンク取り付け

オリジナルガソリンタンクは錆びがひどいので、交換が必要になりました。

すごく程度の良い中古ガソリンタンクが入手出来ましたので、燃料ポンプと燃料ゲージの動作確認したらOK!

中古の燃料タンク

中古の燃料タンク

タンクの中を見ると錆びも無く、かなり程度が良い中古品です。

タンクの中

タンクの中は新品同様でびっくり

このタンクを早速取り付けてみました。

ステップ3.原因究明

タンクを組み付けて燃料ポンプが作動しているかを確認する。ここまでは何とか順調に作業が進み早くエンジンを掛けてみたい。

プラグを外して各気筒の圧縮を計測、4気筒とも12kg/cm前後有るので圧縮はOK!

各気筒の圧縮を計測

各気筒の圧縮を計測

プラグの火花も各気筒問題なく飛んでいるので、あとは良い燃料が噴射されればエンジンは掛かるはず。しかし!!

エンジンが掛からない????

スロットルボディーに手動で揮発性の高いスプレーを吹き付けて、再度クランキングで!

何とかエンジンは掛かるものの、インジェクターからは燃料が噴射されていない模様。エンジンはスプレーが止まると停止してしまう。

手動式スプレーで吹き付けてエンジンは掛かるので、エンジンそのものは問題ない事は確認出来た。

問題は?

インジェクターの詰まりか、コンピューターECUの不良か?

リレー等、色々交換はしてみるが一向に掛からない。インジェクターのみだと少しくらいは爆発するはずですが、まったく噴射されないので、ECUからインジェクターに信号が行かないのか?

あとはコンピューターリセットのみ。

ダイアグノーシスチェックでは以上無しなので、ヒューズBOXにあるSTOPのヒューズ(15A)を一度抜いて15秒待つ。再組付けでリセット完了。

電気制御の設定をリセット

電気制御のECU設定をリセット

ステップ4.ついにエンジン始動!

初爆を助けるためにスタータースプレーをスロットルボディーに吹きかけて、いざスタート!

最初はポロポロ~とクランキング!!!!!!!!!!!

その後ブオ~ン・ブオ~ンと非力だけど始動した!!!!!

エンジン始動の映像

 

ラジエーターから水漏れ

エンジンは始動したものの、ラジエターから水漏れ。

とりあえず温泉掛け流しで冷却をしてエンジン復活。

かるーくレーシングをしてエンジンを温めると更に力強くクランキング!

ノーマルエンジンではあるが、走行29000kmのみでやっと慣らしが終わったくらいの個体なので、何となく力強いフィーリング。

ステップ4.新品ラジエーターへ

ラジエーターは新品に交換することに。

まずは、水漏れのラジエーターを取り外します。

水漏れするラジエーター

駄々漏れするラジエーター

奮発して新品のラジエーター。

新品のラジエーター

新品のラジエーター

ラジエターを交換後にエンジン始動し各部を点検。

ファンベルトのテンションプーリーベアリングから僅かに異音があるが、特に現状では問題はないレベルなので後日交換。

とりあえず車検取得が出来るレベルまで各部計器類の点検に入る。

ラジエーター取り付け

ラジエーター取り付け完了

次はパワステオイル交換