目次

TE27レストア!

時間を費やし妥協しないで仕上げたレビンは、採算度外視で趣味の域

TE27レビン・現在レストアが終了している2台をご紹介!

一台の車は何千点もの部品で組み上がっていますが、今回の車両はメッキとシートの張替え以外の作業、そして最後の仕上げの塗装作業まで独自で行っています。

この2台のTE27は、10年近くの時間を費やしてコツコツと丁寧に作業を積み重ねてきたレストア車で、作業内容の画像等もご紹介します。

TE27レビン1972年(オレンジ)(SOLD OUT)

オレンジが際立つ47年式レビン

previous arrow
next arrow
New slide
DSC_03142
DSC_03102
2017年9月25日撮影
2006年12月27日撮影
2010年11月14日撮影
2014年10月6日撮影
2014年10月7日撮影
撮影日不明
撮影日不明
2014年10月24日撮影
previous arrow
next arrow

車体のレストア(Body Restore)

車体はフルオリジナルを基本に仕上げ、数多くの新品部品を組み付け、錆や腐りを除去し、防錆処理を施してあります。

足回りは、フロントAE86ストラット、ショックはやや固めのオイルダンパーを挿入。

一番の特徴は、目に見えない部分ですが、ステアリングをラック&ピニオンに改良、ロアアームは10ミリ延長にし、コーナーリングや直進安定性の向上を図っているのが大きな特徴です。

これらのステアリングは、AE86とTE27の部品を合体させ、外観的には改良されたことが分からない程綺麗に仕上た自慢の一品です。

下から撮影したラック&ピニオン
下から撮影したラック&ピニオン
ステアリングシャフトからラック&ピニオンの接合部分
ステアリングシャフトからラック&ピニオンの接合部分

見えない部分も妥協しない仕上げにこだわります。

尚、ホイールとキャップもトヨタ純正オリジナルを組み付け、販売当時の姿を蘇らせています。

デフはTRD製LSD4.1、ミッションはオーバーホール歴のあるスタンダードレシオが組み付けられています。

メッキと内装のシート以外は板金・塗装を含め全て自社の作業。

エンジンのレストア(Engine Restore)

外観的にはフルオリジナルを意識してありますが、2TG定番の1750にボアーアップ。

カムはスタンダードですが、オーバーラップの変更により若干ハイカム仕様になっています。

フライホイールはスタンダードを組み付け、乗りやすさ重視の仕様ですが、排気量1750により、かなりのパワーアップを実現。

エンジンパーツ・エアークリーナー等の部品は、サンドブラストにより丁寧に錆を落とし、メーカー出荷時と同じ電着塗装を施してあり、耐熱・耐油性に優れています。

また、メッキ部品についても、サンドブラスト処理をしてなるべくオリジナル風レベルに戻してあります。

2TGエンジン始動の動画!

内装のレストア(Interior Restore)

内装も、専門店により当時のオリジナルの生地と糸により完全レストアされ、後部座席の座面以外はシート及び天井内張りとも新品同様に再生されています。

※1972年式 TE27オレンジレビン SOLD-OUT

TE27レビン1973年製(ブラウン)デモカー

TE27レビンナイロビブラウンの仕様

車検対応セッティング
previous arrow
next arrow
2017年9月25日撮影
DSC_0409
DSC_0415
DSC_0411
DSC_0418
DSC_0421
DSC_0420
DSC_0422
DSC_0423
DSC_0424
DSC_0425
2006年7月31日撮影
2010年1月11日撮影
2014年3月24日撮影
2014年3月24日撮影
225
222
236
レビンブラウン下回りHP用
27ブラウン
previous arrow
next arrow

車体のレストア(Body Restore)

ボディの仕上げは、オレンジ・レビン同様の工程を経ての仕上がりです。足回りは当初ジムカーナやスポーツ走行が出来るレベルの仕様になっていましたが、現在は乗り心地重視のサスセッティングに変更。

フロントはビルシュタイン製、リアはTRD調整式オイルダンパーを組み付け、8段階調整式。

このブラウンレビンもオレンジレビン同様に、ラック&ピニオンに改良してあり、抜群の直進安定性と安定したコーナーリング性能になっています。

下記の画像がラック&ピニオン。TE27エンジンメンバーに、AE86の部品を組み合わせた仕様。

車体部品の塗装は、新車時と同様の電着塗装処理をし、純正部品と遜色ない仕上がりになっています。

ラック&ピニオンに変更
ラック&ピニオン

メッキとシート張替え以外の、板金・塗装及び足回り強化、エンジンセットアップ等最後の仕上げまで丁寧な自力で行いました。

エンジンのレストア(Engine Restore)

エンジンについては、亀有のパーツをふんだんに使用し、2000CCにボアーアップ、ギアートレーン、ポート研磨、304/288ハイカム仕様。

軽量フライホイールを組み付け、TRDメタルクラッチを組み付けてハイパワー&レスポンスの良いエンジンに仕上がっています。

キャブレターは50ミリのウェーバーを組み付け、セッティングにもかなりの時間を費やして馬力アップ仕様になっています。

2000㏄のボアアップ仕様と言う事もあり、トルク感が有り低速から高速まで一気に吹け上がる乗りやすいエンジンになっています。

※車検取得前のエンジン始動の動画です。

中古新規車検取得の為,PCVバルブとブローバイガス還元装置を組み付けキャブセッティング完了!外観ももブルーヘッドカバーからブラック結晶塗装に純正風へと変身でほぼ納得出来る状態になった。
内装のレストア(Interior Restore)

内装は、じゃじゃ馬エンジンを積んでいながらも、かなりの新品在庫部品を惜しみなく投入しオリジナル仕様にこだわった。

車両(Waiting for next Restore)TE27トレノ前期型1972年式

ガラクタに見えるこれらの車両、小生にとっては宝の山。
興味が無い人にはただの古い錆びた車ですが、今後の復元レストア作業予定のTE27です。

previous arrow
next arrow
 
2016年12月頃撮影
DSC_0559
7
2
1
previous arrow
next arrow
TE27トレノ前期型はボンネット修理からスタート!
流石にこの状態のボンネットは修復を諦めて、スペアー品を仕上げる。
塗装剥離後にサンドブラスト処理、そして錆止めプライマーを隙間に流し込んでからサフェーサー塗装。

TE27トレノ前期型 ドアの補修

錆止めシーラーを満遍なく注入する:これで後30年は大丈夫!

表面の歪みをさらに仕上げる為に、絞り作業で精度を決める!!

左右のドアはほぼ納得するまでに仕上がった!

TE27前期型トレノの再生は続く!